太陽光発電システムについて

太陽光発電システムはメンテナンスフリーではありません。

太陽光発電システムは電気設備であり発電所です。様々な要因によってトラブルは起きます。

こちらのページでは、主な不具合事例をご紹介します。

1.発電量低下に繋がる不具合

■ 経過要因

  • ホットスポットによる焼損の危険性

  不良箇所、影など太陽電池の発電しない部分が抵抗体となり、発熱する場合があります。

  • パネル汚れによる発電量の低下

  汚れのみであれば、洗浄作業により発電量が回復する場合があります。

  • 飛来物によるガラスの破損

  カラスによる投石など外部飛来物によってパネルが損傷することがあります。

■ 設備の不具合

  • バイパスダイオードの故障

  落雷影響により、バイパスダイオードのオーブン故障。

  • バイパスダイオードの故障

  バイパスダイオード端子接合部分焼損サーモカメラ画像で高温となっていることが分かります。

  • フィルタの目詰まり

  フィルタが目詰まりすると内部温度が上がり、パワーコンディショナの不具合を起こします。

2.環境変化による不具合

  • 落雷

  直撃雷だけでなく、誘導雷でも影響を受けることがあります。

  • 倒木

  台風や強風などにより木が倒れ、発電やパネルに影響を及ぼす場合があります。

  • 豪雪による雪害

  雪の重さによる架台損壊、急傾斜高所からの落雪被害。

  • 雑草

  強い雑草はパネルを突き破ることもあります。また、除草作業時のケーブル切断にご注意を!

  • ハチの巣

  ハチの巣は大きく成長するので、不具合の元となります。特に人命に関わるスズメバチの巣は駆除が必要。

  • 鳥害

  水上の発電所では鳥達が羽休めにパネルを利用するため糞の被害が大きく、洗浄作業も手間がかかります。